copyright tatsuki 2000

次の日は仕事で半日つぶれる。天気は快晴。チェックしたもののまたもや腰くらいのしょぼい波。しょうがねぇかと思い、サイクリングへ。

海沿いにサイクリング専用の道があり、チャリを借りてサイクリング。そうだよ。これだよこれ。こうじゃなきゃゃ。
またもやカルフォル二ア最高!!

次の日今日は2週目の日曜日、ローズボウルのフリーマーケットに行かなくてはならない。これも大事な仕事!?しかし!!!
外は大雨。マジかよーと思い、とりあえずむかった。というのもロースボウルまではかなり遠く、こっちが雨でも、向こうは快晴ということも多々ある。こりゃ勝負とおもい、一時間かけてローズボウルへ。近ずくにつれて雨が強烈に。最悪と思いここまで来たからとりあえず写真でもと思い、行ってみることに。カルフォル二アの奴らは雨に対してかなり弱い。っていうのも雨あんまり降らねぇし。傘なんか売ってのかっていうくらい。だから雨降るとすぐ店しめちまう。しかし!!ローズボウルだけは違っていた。


彼らは雨をもろともせず、OPENしていた。良かったと思い、とりあえず中へ。俺は剛に入れば剛に従えという主義だから、傘、ジャンバーなし。カルフォル二アスタイルらしく短パン、にシャツのみ。びしょびしょに濡れながら回ってたんだけど、これがかなり寒い。マジで。店もあまり開いていない。雨は止む気配も無く、容赦無く俺の生脚に降り注ぐ。店のやつらも今日は商売にならないと嘆いていた。しかし悪いことばかりではない。「雨の日はセール」といって、かなり安くしてくれる。なんでも。結構言い買い物ができた。しかし、日本人の多さはハンパじゃない。仕入れ関係の人、観光客ETC・・・・・・本当に多い。
俺が感じたことは、みんな無愛想な日本人が多かった。「人と話す基本は目を見てはなすこと」しかし、みんなそれができてなくて、無愛想というか態度がでかく見える。英語を話さなくてもせめて、目を見て話し、買ったら笑顔で「THANK YOU」くらいは言おうよ。と・・・・・・
でも金は持ってるから商売になるって奴らはいってた。はっきり言って俺らはなめられている!!!!!!!

そんな寒いフリーマーケットをあとにホテルに帰りビーチへ。今日の雨で波が上がっている!!!!胸から肩たまに頭くらい。幻のせっとは頭半。やりぃーと思い入ろうとしたが、何人かチェックに来ていたので、話し掛けた。

"What's up?How is it?"   「どうよ?波は?」
俺は最初30歳くらいの白人2人に声をかけた。
"Pretty good boddy!!I saw good set light side.Are you going in?"
「いいんじゃん。右の方で良いセットみたぜ。入んのか?」
"yeah"「うん」 
"You should see set,Its coming pretty soon"
「セットみたほうが良いぜ。すぐ入るから」
"yeah but I don't have time"
「うん。でも時間がないから」

とそこへ、俺も見るのは2、3回くらいしかない、黒人のサーファーが

”What's up?"「どうよ?」
"Do youguys have FCS key?"「あのさ、FCSキーもってない?」
"no"「ないな」
"no, you bettre go surfshop"「俺も。サーフショップにいったほうがいいんじゃん?」
"actully I put money parking masine."「だけど、パーキングメーターに金いれちったんだよな」

そしたら、白人2人が

"no prbulem bro,We will save it"「大丈夫。俺らが見といてやるよ」
"all light i will chek it out"「わかった。じゃちょっと行って来る」
"see ya"

こんな感じで話は進んでいたんだけど・・・・・そのあと「やはり出たか」と思わせる発言が・・・・・・・

"Let's surf here.Where we gona park?"「ここではいろうぜ。どこ止めようか?」
"But a We have to park here and save *** place"「でもここに止めなきゃ、あの***のパーキングメーターみとかなきゃ」
"I don't give fuck!!!!"「そんなん俺の知ったことか!!!」

この町は金持ちがほとんどで、かなりの人種差別や偏見がたくさんあります。俺も結構いろんな事言われた覚えがある。
ハンティントンビーチにはネオナチもいたくらい。
(ちなみに***はかなり悪いスラングで、これを言えば必ず殴られます。)

そいつらは、入る気配が無かったので、俺は入ることに。なにせ2年ぶりのNEW PORT BEACH。自然に顔がニヤけてくる。
人も少なく右側からいい感じのセットが入ってくる。風はオンショアだが、そこまでひどくなく、人も少なく乗り放題。レベルもこれならだいじょうぶ。そのうちだんだん波が掘れてきた。待っていると三角っぽいのも入ってる。これだと思った波はぎりぎりのテイクオフでチューブ。まったく体に水が当たらない、リップの飛び方も下でなく前に飛んでいく・・・・・出口もでかい!!もちろん抜けてガッツポーズ。本当にうれしい限りだ。その後もかなり乗りまくったが、もうへとへとでパドルもおぼつかない。そこへロンスリの水中目がねかけたローカルが・・・・・・ハンパじゃないテクでみているだけで面白かった。日が暮れるにつれて、ローカルがいっぱい入ってきたところでギブ。もうだめだ。でも顔はニヤついてんの。

その夜、サンフランシスコの友達にTELをすると、明日の昼頃にこっちにくるという。名前はルイ。こいつも日本に住んでいたことがあって
毎週のように一緒に海に行っていた。プロも一目置くようなきれいで、パワフルなサーフィンをする。
そしてそっこーで寝た。

朝また雨。マジかと思い午前中は仕事をして、昼から海へ。波もそこそこ。ルイから連絡が無いため、夕方までサーフィン。波は、胸、肩であんまり良くない。とりあえず入ってたけど、キッズどもにバンバンのってかれる。やっぱみんなうまい。
ホテルに帰ると、ルイが来た。久しぶりの再開のあと、どうしても海に行きたいと言い出したので、また入ることに。さっきよりさらに悪く、ダンパーが多い。さすがにルイはスタイリッシュに決めていく。真っ暗になるまで入り、夜に仕事があるから付き合ってくれ、といわれた。どうも個人のインターネットのビジネスをしているらしく、何時でもどこでも説明にいくらしい。待ち合わせまで時間があったので、少し寝ようと思ったら
まさかの時差ぼけ。結局気がつけば、ホテルについていた。しかも4時間も車で寝てたらしい・・・・・・
帰るまでに俺の仕事を説明するよと言っていたが・・・・・・・なんだろう?

今日は最終日。あっという間に5日間が経っていた。しかも朝起きれなく、9時に出発。いったい何時間寝てたんだ?
取りあえずチェック。

俺らは急に目が覚めた。NEW PORT BEACHは5〜7feetのクローズ気味のコンディション。できないことはないが、これだけのうねりならリーフはすげーんじゃねえかっていうことで、noriさんも行ったTポイントへ。ここは今はもう超有名なポイントで、人がどうかなと思いフリーウェイの上からチェック。波は頭から頭半。たまにダブルくらいあんじゃねぇかっていうくらい。ま、丘の上から見てるからなんともいえないけど。しかし!!きれいにうねりが入ってくる。ここはバリかっていうくらい。よーく目を凝らしてみると、ものすごいスピードで技をかけていく。しかもみんな同じライン、同じ技。乗る波、乗る波みんなうまい。そしてよーくみると、人がありのように固まっている。まるで千葉のマリブのようだ・・・・・・・こりゃプロもごっそりいるな・・・・・・次いってみようということになり、次はOCEAN SIDEへ。これが長い1日の始まりだった


OCEAN SIDE はSANDEIGOの手前で行ったこと無いポイントだ。幸いルイが知ってたのでよかったけど。でも海沿いに走っていけば、どっかしらポイントに行くことができるから、適当に行っても着くだろうと思う。ビーチの前に到着。初め見たときはぱっとしなかった。しかし!!!!

We found it!!!!!!!!!!!! 俺達は見つけた!!!!!

サイズは頭から頭半。きれいに割れている。人は?ぜんぜんいねーじゃん!!4人くらい!!
そして、見ている限り、今日1番のセットが入った。マジか!ハンパじゃねー長さ。200mくらいのってんじゃん!!
少したるいけど、人はいない。見た限り5〜6人くらい。よし行くぜと思ったら、パーキング代1日6ドルだって。高ぇー

ゲットは一番右端から、テトラ沿いに、ポイントブレイクだからドルフィンもほとんどなし。間近で見ると、相当良い波。人もがらがら。
それは本当に良いなみだった。長さで言うなら、マリブで一番アウトから、一番左端のインサイドまで、もっと長い波もある。波質はまったく違うものの、立てれば 100Mは行ける波!!!初心者でもそんなに掘れないから立てれば、本当にロングライド。本当のセットは、さらにアウトで割れて、少し早めの波。アップスンでがんがん走っていける。俺らは心のそこから、ありったけの笑顔で乗りまくった。だいだいの波はアウトからインサイドまで降りると水深は膝くらい。とりあえずあがって、歩いてまたゲット。こんなのを延々5時間。みんなすげーフレンドリーでいまのよかったじゃんとか今日はラッキーデイだとかはしゃいでいた。しかもあまりにも長い波だから、みんなさっさと上がってしまう。MAXでも8人くらい。セットも5時間ぶっ通しで入ってきていた。何十本乗っただろうか・・・・・・最後は脚もがくがく、パドルも終わり・・・・・・もう一本、もう一本と思っていたら日が暮れ始めた。最後の波はもう疲れて当てることもできない。あ、ルイも乗ってきた。俺も最後に・・・・・・・
ルイはアウトからレギュラーをカットバックとリップをおりまぜて、インサイドセクションへ。俺はインサイドセクションをグーフィーへ。

これだ!!!!!!

ルイが思いっきりインサイドで当てた着地と同時に俺はバックサイドで思いっきり当て込んだ。着地したときにはルイとの間は1Mないくらい。
ハイファイブをやり、俺らは大声を出して笑いながらインサイドまで乗っていった。

俺らがいつも話していたドリームデイだった。ほんとうに心のそこから、大声を出して笑った。こんなに満たされた日はここ最近あっただろか?
これ以上ない日だった。

今日は最後の夜、みんなに電話しまくり、今日の波を自慢した。すると明日もあるぜ。との情報。最後だし無理して行ってみようということになり、さっさと寝ることに。

朝モーニングコールを頼むものの、起きれず。昨日の疲れはハンパじゃない。結局8時ころNEW PORTへ。今日で最後だ。あーあ、あとせめて3日くらいあればなと思いながらチェック。波は肩から頭。掘れてて結構おもしろそうだ。ラストデイということで、感傷に浸りながらサーフ。相変わらずカルフォル二アはかっこいい。特にビーチ沿いは本当に魅力的で、地元の人々にビーチは人生に欠かせない存在である。

いろんなことがあったな。本当に早い一週間だった。2年ぶりのカルフォル二ア、変わったところもたくさんあったけど、変わらないのは、時間。
早いようで、実はゆっくり流れている。ほとんどの人が本当に人生を楽しんでいる。自分のペースで。そう。この自分のペースが大切なんだ。
俺は10ヶ月住んだなかでこれが一番勉強になった。

自分のペースとは?自分の人生とは?自分のスタイルとは?自分とは?

自然、海、そしてサーフィン。それは

自分が自分自身であり続けるために・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あっという間に空港へ。ルイが空港まで送ってくれた。荷物をチェックイン。しかし今回は粘ったものの断念。42ドルのボードチャージをとられた。ちくしょう。最後にルイが俺の仕事を紹介するといって、ブ厚い本を出して説明し始めた。なんかおかしいと思ったら



ねずみ購の勧誘だった・・・・・・・・・・・・・・・・・・




おしまい。

サーファーサイトに投稿したカルフォル二アレポートです。カットなしのオリジナル完全版です

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